しばしば弊館にご来館されたお客様から、「戸田幸四郎さんは、カエルが好きだったのですか?」とご質問をいただくことがあります。
カエルの噴水、カエルが描かれた大きな壺、そしてカフェのお土産としても人気がある「カエルクッキー」。
確かに、館内にはカエルがモチーフになったものがたくさん!

もちろん、カエルは作品にも頻繁に登場します。
最も代表的な作品と言えば『おいたてられた2匹のカエル』。

戸田幸四郎のライフワークとも言える環境問題をテーマとした物語で、住処を追われた2匹のカエルの視点を通して、利便性を求める人間の姿が浮かび上がります。
館内では原画も展示されていますので、ぜひご覧ください。
他にも愉快な物語で数に親しむことができる『1から100までのえほん』にも、カエルが大集合。
代表作『あいうえおえほん』でも、しっかりと存在感を放っています。
お洒落なタッチで描かれたものから、ちょっと浮世絵風なテイストまで。
さまざまなカエルが戸田幸四郎の世界を彩ってきました。


古くからカエルは日本で縁起が良いとされてきましたし、何より水と緑の豊かな土地で人間とともに暮らしてきた生き物。
「自然との共生」を大切にしていた戸田幸四郎の思いを、時に愛らしく、時にユーモラスに表現してくれる存在だったのでしょう。
ご来館いただいた際には、ぜひ館内のかわいいカエルたちとの出会いもお楽しみください!