子育て情報誌『kodomoe(コドモエ) 』6月号(白泉社発行)。「世界を知る絵本」というページにて、弊社『世界のことばあそびえほん』を紹介いただきました。
今年4月から大阪万博も開催され、いつも以上に子どもたちが世界に触れる機会が増えているように感じます。
食べ物、洋服、建物…。世界に興味を持つきっかけは、たくさんあります。もちろん言葉もそのひとつです。
しかし言葉を学ぶとなると、どうしても「正しさ」だけに心がとらわれてしまうことがあります。
この『世界のことばあそびえほん』のあとがきには、企画・編集を担った、戸田やすしの体験が綴られています。
南の島に滞在した時、島の人々にカタコトながら現地の言葉で挨拶をすると、とても嬉しそうに応えてくれた。
その後は言葉の壁を超えて、互いに懸命に意思や気持ちを伝え合い、あたたかな気持ちで過ごすことができた、と。
確かに思いを伝えるには、正しい言葉を使えるに使えるにこした事はありません。
しかし、語学はいわば、コミュニケーションツールとも言い換えられます。互いを知りたいと思う気持ち、違いを認めて敬意を払う気持ちがなければ、その道具を最善の方法で使いこなすことはできないと思います。
この絵本には6つの外国語が載っています。
「え!他の国ではこんな風に挨拶するんだ!」
「鳥の鳴き声って、世界でこんなに違うんだ!」
1990年の出版以来、そんな子どもたちの純粋な驚きと好奇心を引き出し続けてきました。
『世界のことばあそびえほん』は、弊館のショップでも、もちろんご覧いただけます。世界が混乱で揺れ続ける今、ぜひ多くの方にお手に取っていただけたら嬉しいです。
未来を歩む子どもたちにとって、互いの言葉を知ることが互いの心の距離を縮める素晴らしいツールになることを願って…。
■『世界のことばあそびえほん』詳細はこちら
https://toda-design.com/?pid=106818738